議会だより第220号 平成28年5月15日

人口減少を食い止めるため子育て世代の定住化を図れ

自民・新政   小菅 基司
一 地方創生と総合計画について
問 市制施行以来初となる人口減少を迎えた中で、総合計画後期基本計画や地方版総合戦略などを策定中だが、人口減少を食い止め、将来にわたり輝き続ける都市とするための市長の思いはどのようか。
答 人口減少、少子高齢化の進展は、本市が直面する重要課題である。交通の利便性を生かした企業誘致や近隣市より充実した子育て支援に引き続き取り組んでいきたい。
二 財政運営の考え方について
問 長年、プライマリーバランスの黒字維持を最優先としてきたが、平成27年度に続き、プライマリーバランスは赤字の予算である。2年連続で赤字にしてでも積極的な予算とする意義はどのようか。
答 新東名高速道路秦野サービスエリア(仮称)へのスマートインターチェンジ設置は、地域経済の活性化につなげる絶好のチャンスである。単年度のプライマリーバランスを赤字にしてでも、積極的に投資すべきと判断した。
三 豊かな自然・良好な住環境づくりについて
問 鶴巻温泉駅南口から県道をまたぐ、ペデストリアンデッキの完成後は、ひかりの街へ人の流れができ駅前の空洞化が懸念されるが、駅前活性化の考えはどのようか。
答 鶴巻温泉駅南口まちづくり協議会を中心に、鶴巻地区の協力を得ながら行政と地域が協働し、活性化に向けた、取り組みを進めていく。
問 東海大学付近の市道433号線の急階段へのエスカレーター設置工事における歩行者への安全対策と完成時期はどのようか。
答 施工場所から西へ約50㍍のところにある階段を迂回路とし、平成28年度中の完成を目指す。
四 未来につなぐ出産・子育てについて
問 妊娠、出産から子育てまで切れ目ない支援をしているが、平成28年度の取り組みはどのようか。
答 27年度に設置した、子育て世代包括支援センターの増設や母子保健コーディネーターの増員など支援施策を一層充実し、子育て世代の不安解消を図っていく。
問 若い子育て世代の定住化を目的とした定住化促進住宅に、保育所や病児・病後児保育機能を併設すれば、子育て世代のニーズにかなう住宅になると考えるがどうか。
答 認可保育所では、定住化促進住宅の入居者が優先的に入所できないため、親子の交流や育児相談のできる場としてぽけっと21を設置する。また、病児・病後児保育は、医師や看護師が常駐する医療機関での実施が望ましいと考える。
五 にぎわいと交流を創出する地域経済活性化について
問 秦野丹沢まつりの内容が大きく変更され、米倉丹後守子供大名行列などの伝統行事が廃止されるが、市長の考えはどのようか。
答 第60回の節目に当たり、祭りを盛況に開催するため検討委員会で議論を重ねた。子供大名行列は参加者の減少や費用などを考慮し廃止との結論に至った。委員会の結論を尊重したいと考えている。

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